総合的な学習のカリキュラムと評価(黒上晴夫:金沢大学)

2001.8.10@品川きゅりあん  


〈テーマはどこからくるの〉

本物の人と出会わせたい。地域で本物のモノを見つけてくるのは大事なこと。職人など。
博物館となるとちょっと違う。アメリカの博物館員に日本に博物館はない。本物はおいていないからだと言われた。本物を持っているところはどんどん取り組むべき。
パンをテーマにしことについて。子供たちが主体的に学べるか、いろんなところに広がるか、子供も先生も楽しめるかというのが、テーマとしてふさわしい。
西尾実践。活動の流れを決めてそれに意味づけていく。lこれが出きるようになると、観点群から活動を位置づけていることもできる。活動の中でどんな力をつけたいかを考えていって、最後のそれを集約する形で、子供たちの身に付いた力を明らかにしてきた。

(地域を教材化するために)

課題を持つ→ インパクト イメージを与える 疑問を引き出す
調べる→ 知識を与える 動機を与え持続させる モデルを与える
まとめる→ まとめる形式(モデル)を与える 自己評価のポイントを示す
伝える→  発表の場を与える 伝え方のモデル
交流する→ 交流の場を与える 交流をコーディネートする

〈子供の評価〉

実体的学力と機能的学力
実践スキル評価 想定された能力
学びの評価 活動に即した解決過程
ポートフォリオ評価 まとめ、プレゼンテーション

〈誰が評価するか〉

自己評価 子供・教師による観察評価 教師・子供相互・第三者評価

〈実践スキル評価〉

総合で必要なスキルをあらかじめ洗い出しておいて、活動に即して、評価していく

〈どんなことを学べるか〉

インタビューの仕方
機器の操作
コミュニケーション能力を高める
人とのかかわり方
聞く話す(基本)
坂本龍馬が自分と身近な人だということを感じる
坂本龍馬が本などで調べられなかったこと
テレビ会議で学べるということ
自分の聞きたいことをわかりやすくまとめる
学芸員の坂本龍馬に対するイメージ
相手に自分の聞きたいことは何かを伝える
↓分類してみると
・坂本龍馬に関する知識
坂本龍馬が自分と身近な人だということを感じる
坂本龍馬が本などで調べられなかったこと
学芸員の坂本龍馬に対するイメージ
・コミュニケーションに関すること
自分の聞きたいことをわかりやすくまとめる
聞く話す(基本)
コミュニケーション能力を高める
人とのかかわり方
相手に自分の聞きたいことは何かを伝える

・学び方
テレビ会議で学べるということ
インタビューの仕方

(学びの評価)ポイントは抽象y・具体のレベル

コミュニケーション能力、
臨機応変
調査の理由を聞き返されたときに、自分たちの聞きたいことを伝えることができる。
更に
自分たちの意図を一生懸命伝えようとする
自分たちの意図や方法を伝えることができる
自分たちの意図や方法やスケジュールを正確に伝えることができる

という具合に、活動が具体化すると、評価項目もはっきりしていく
評価は教師の見方なので、保護者とのミーティングや子供自身との面談を実施する。そのための資料を用意するべきである。

(ポートフォリオ)

(ポートフォリオの使い道〉

(ポートフォリオの形)

評価は総括的にあるべきである。評価観点はポートフォリオかプレゼンかによってによってちがう。
何を計っているかを、いろいろ蓄積しておくことが、保護者に説明する上で重要。

(考察)

 おまけの話は記述できなかったが、ポートフォリオの要件は、学校現場で書かれる研究紀要にもぜひ埋め込むべきである。多くの研究紀要は、メタ認知がないままに量だけ指定されて書かれているが、量には何の意味もないことや、どんなによいことが書かれていても読み手を意識した読みやすさがなければ意味がないことに、そろそろ目を向けるべきである。