情報通信メディアによる交流学習の実践条件を探る(木原俊行:大阪市立大)
2001.8.11@品川きゅりあん
〈交流学習の意義〉
- 時代は「共生」を求めている
- 情報通信メディアの可能性
〈情報通信メディアによる交流学習の分類〉
- 交流体験、共同制作、共同研究、連絡調整(交流の意義を体験志向性とプロジェクト志向性の兼ね合いで類型化)
- 今日的学力を育てる舞台装置
- 直接会うこともできるけど、なかなか会えない人との学習の時の装置
〈運営の一般原則〉
- 相互理解(カリキュラム、環境など)
- 対等互恵(お互いよかった。それぞれにとってメリットのある仕掛け)
〈多次元ネットワーク〉
- 研究者、企業、委員、地域住民、サークルなどがかかわり合うことによって、力強い実践が生まれる。
〈吉野川交流学習〉
- 魅力ある題材(豊永小、三庄小、柿原小)
- 吉野川の秘密を様々な切り口で探る
(交流の成果)
- 学習意欲の向上
- 相手意識やコミュニティ感覚の醸成
- 郷土観の見直しの促進
- 地域住民と子供たちの交わりの活性化
〈交流学習の前提〉
- 同一条件で交流を進められる可能性はほとんどない。違っていて当たり前。
- 「学校」の状況理解にも時間がかかる。
- 交流校相互でカリキュラムを修正する必要がある。
(情報通信メディアによ交流学習の運営原則
- 交流の個別化とその方法の多様化を
- 直接対話(オフラインミーティング)の重要性
- 成果共有の機会としての共同作品制作の有効性
〈交流学習の普及に向けて〉
(共同研究型から共同制作型へ〉
- プロデュース班
- コンテンツ班
- デザイン班
- アピール・行動班
〈円山小実践の注目すべき点〉
- すべての児童教職員によるIT活用
- コミュニケーション活動の系統化(区切り型は低中高でいいのか)
- メディア・モラル育成への配慮
- 国際交流の取り組みを支えるツール開発(他実践との共有も視野にいれて)
- 計画変更の柔軟性と継続への意志
〈交流学習の実践条件〉
- 「まず交流ありき」ではダメ
- 確かな計画とそれを修正する柔軟さ
- メディアによらない交流学習でダメなことは、メディアを用いてもダメ
- 支援ツールの充実に期待。その交流の必然性
〈よき交流のための布石〉
- 次の交流までの見通しができる手だてで日常化を図る
- 交流相手の写真を張り出す
〈ICTコーディネータの重要性〉
- プロジェクトの学校へのなめらかな導入
- 相手校との連絡・調整
- 多様化するグループの部分的指導
- 情報教育機器利用のセッティング
