トピック総合学習
熱く燃えよう!スポーツの祭典

 福大附小では,学校行事の一部もトピック総合学習に位置づけている。

 従来の学校では,教師主導で競技内容を考え,プログラムを組み,練習させることの多かった運動会も,総合学習に位置づけることによって,様変わりする。


 子供たちの思いや願いを生かせる組織として,運動会実行委員会を作り,運動会の内容,運営等をすべて自分達で考え,実施する。開・閉会式はもちろん,すべての競技が子供主導で行われる。教師は指導するのではなく,子供が自分の願いを達成できるように,支援する役割を果たす。

 体育は当然のこと,家庭科,図工,国語の内容も多く取り込み,「教科」という視点から眺めても,総合的に子供の力が高まる場になっていると言える。表現の高まりという点で,大きな成果が得られることだろう。


福大附小の運動会は,団の編成から,練習の進め方まで,すべて子供が中心になって運営されているようだ。賞状の作成,プログラム作りなども,子供の手で行われている。体裁こそ,大人が作ったものに比べて見劣りするが,「自分たちで作った運動会」という意識の高まりは,比べようがないであろう。

 時間をかけるとしたら,どちらの方が子供にとって有効かは言うまでもない。

 わずか,一壁面の掲示であるが,大変示唆に富んだ,一角であった。
 応援の衣装は,家庭科学習の発展として,自分達で作る。


 制作した衣装に対しても審査があり,手作りの賞状で受賞される。「プリティ賞」の名前が子供らしくていい。
 審査は誰が行うのだろう。 

 丸文字は現代っ子の象徴か。

 それにしてもこの衣装は,確かプリティだった。
 リレーも,単純に「低学年リレー」ではなく,それにふさわしい名前を命名している。


 運動会実行委員会では,走力に偏らない総合的な運動による種目を工夫している。

 縦割り種目があったり,子供と先生が一緒に行う競技があったりと楽しそう。
 カラフルに彩られた,応援最優秀賞の賞状。

 応援規定と計画も実行委員会が考える。審査も子供が行うのだろうか?


 賞状は,一枚一枚,字体もデザインもちがう。
 
 それぞれの子が役割をもって取り組んでいる姿が想像される。

 万国旗のかわりに,自分達で作った旗をグラウンドいっぱいに掲げて競技する。

 旗のテーマは「何でも良し」ではなく,学級ごとに話合いをして決めている。秋をテーマにした学級や,運動会の競技を題材に選んだ学級などがあったようだ。


 旗の他に,入場門,応援合戦で使った太鼓も,子供たちの手作りだという。
 活動のあとには,1年生から6年生まで,全校児童が自己評価を行う。

 「楽しんで参加できたか。」「全力をつくしたか」といった項目に「はい」「いいえ」でこたえ,旗や入場門について思ったこと思ったこと,自由な感想などを記述する。


 総合学習では,やりっぱなしにするのではなく,きちんと振り返ることが重要なのだと思う。

 

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