2−(3)実践事例


導入、交流までの流れ−テレビ会議をしてみたい−


  子供が学習を主体的に進めていくためには、「こんな学習をしてみたい」という思いを子供自身が感じることが大切である。

 そこで、この単元の導入にあたり、コンピュータ室の前面にテレビ電話を設置し、学習する子供の目に触れるようにしてみた。他の授業でコンピュータ室を訪れていた子供たちは、早速それを見つけた。「それはテレビ電話ではないのか」「外とつながっているのか」と矢継ぎ早に質問する子供に、相手にもテレビ電話があれば、テレビ会議が可能であることを知らせると、「是非、どこかの誰かとテレビ電話で話してみたい」「交流相手を見つけてほしい」という声が、わき起こってきた。
 後日、福野町立福野小学校の5年生が交流相手となることを伝えると、子供たちは、福野小学校とはどこにある学校なのか、どのようなことを話したり質問したりするかについて、意欲的に考え始めた。
 
 テレビ会議システムは、未経験の子供にとっては、メディア自体が魅力的である。従って、教師の側から、テレビ会議をやってみようと働きかけるだけでも、初めての場合は、十分意欲的に学習に取り組める。しかし、この単元では子供自身が「テレビ会議で交流してみたい」という思いを抱くことが大切だと考えて、このような展開を試みた。教師が交流しようと投げかけるよりも、より主体的に学習することが可能になったと考えられる。