2−(3)実践事例


5年生 図工「秋を描く」


 学級の子供たち34名の内、家庭にコンピュータがあり日常的に使用する機会のある者が5名いるが、初めてコンピュータの操作を行う子供も15名ばかりいた。そこで、自分の思いにあった表現を行う中で、コンピュータの操作技術を身に付けることを目的に、秋をテーマにしたグラフィックの作成を行った。作成に当たっては、統合ソフト「スーパーYUKI」のペイント機能を使った。
 
 コンピュータで表現するよさとして、簡単な操作で書き直しや塗りつぶしができるので、自分の思いにあった描画や彩色ができるまで、自由に描き直しができることがある。しかし、直接画面に向かって描き始めると、考えがまとまらないまま、何度も消したり描いたりを繰り返すため、時間がかかるばかりで自分の思いが明確にならない場合が多い。ワークシートなどにアイディアスケッチを描き、どのような作品になるかを構想した方が、作品に対する自分の思いが明確になる。
クレヨンタッチの柔らかな雰囲気を大切にした作品

 この実践では、自分が最も秋を感じる風景や事物をあらかじめ、紙に描写し、それをコンピュータ上に表現することで、迷いなく作品づくりに取りかかることができた。また、スケッチを基にアイディアを練り直しながら、作品作りに取り組むことができた。
 
 さらに、どんなことに秋を感じたのかを、短文で表現することによって、作品に込めた自分の思いを焦点化すると同時に、文書入力のスキルを高めることもできた。
斜線を使って効果的に影を表現した作品

 このように、簡単なグラフィックソフトを活用することによって