情報教育紀行2001 10月号


10月1日(月)
 15:45〜17:00。総合的な学習についての校内研修会。総合的な学習に対する先生方のとらえ方は千差万別。道は険しい。自己完結していても、研究は深まらない。もっといろいろな実践を見に行くといいのに。富山の先生集団は一度目覚めるとブレークも速いのに、もったいない。17:00〜17:40頃まで、加藤さん@柳町小とテレビ会議の接続テスト。モニター、マイク、ビデオカメラが使えるように、接続状況を確かめていったが、カメラがうまくつながらず。でも、とりあえずつなげたこと、今後の見通しを話し合えたことは収穫だった。昼間のうちにIE6の管理者Kitを職員室機にインストール。そこから、ネットワークで子供機にもインストールできるよう設定した。

10月2日(火)
 15:30〜、富山市社会科副読本「わたしのとやま」作成委員会。過去2回やむを得ず欠席したが、参加して初めて、問題になっていたことや、自分の担当すべきところがはっきりとわかる。詳細に検討したために終了は19:00。でも大改訂に向けていい仕上がりになりそう。

10月3日(水)
 職場の子供機のブラウザのバージョンアップ終了。11:30〜12:00。田畑級と福野小4年生(坂本さんが出ているクラス)とのTV会議。これで全クラスがTV会議を経験した。次はこの交流体験を、学習へと高めることを考えなければ。

10月4日(木)

 蜷川会のプレゼン制作。Web学級日誌用のコンピュータを4組に設置。設定途中に。社会科授業「富山県データブックをつくろう」の3時間目。なかなか子どもたちの調べは進まず。初めて本格的に資料を駆使するので、戸惑っている子供も多い。もう3時間とってデータブックを完成させることに。

10月5日(金)
 蜷川会のプレゼン完成。全体を通してリハーサル。プレゼンになれていない人が多く、白い画面を眺める羽目になったり、文字ばかりが目立ったりと、結構手直しをする羽目に。しかし、こういう機会に操作の技術を身につけようとする前向きさに脱帽。4組のマシンの設定がうまくいき、インターネットへの接続も可能になった。しかし、Web学級日誌はデータの転送ができず。buddyさんに対応していただけることに。家に帰って自分のWebを開くと、1日で100件近くのアクセスが。何かあったのかな?

10月6日(土)
 授業後1組、2組にコンピュータ設置。1組はネットワークもうまく接続できたが、2組はうまく接続できず。ケーブルの問題か、マシンの問題かは不明。新品マシンを何台も立ち上げることはそうないのでおもしろい。
 午後から蜷川会。各学年から出してもらったプレゼンの評判がよかった。プレゼンに使うための写真が揃っていることや、プレゼンを提出することが、いつの間にか当たり前になっていることがすごい。しんきろうくらぶにワークシートを公開。

10月7日(日)
 住民運動会で百足競争に参加。タイミングはばっちりだったが、他も速く惜しくも2位に。レベルの高いレースだった。

10月8日(月)
 体育の日。アメリカ報告がようやく形になってきた。

10月9日(火)
 14:00〜14:30まで、柳町小加藤級とのテレビ会議。内容は、前回の笹原級-澤橋級のパターンを踏襲。話をする子供を、一番後ろにして、教室の中の子供にも話が聞こえるようにしてみた。

10月10日(水)
 区域連合音楽会。ボディパーカッションのパフォーマンスあり、フックト・オン・クラシックの合奏ありと盛りだくさんであった。崇生もしっかり口を開けて歌っていた。

10月11日(木)
 ケンタッキーよりマーレイ州立大のトム・ロー教授と、ローズ教育学部長が来富。自遊館で会食。フレンチのコースだったが、シーフードとすごく柔らかいシチューというメニューは彼らの口にどうだったのだろう?

10月12日(金)
 学習参観。14:05〜14:40まで、山田小澤橋級と2回目のテレビ会議を行った。内容はそれぞれの学校紹介パート2と、質問コーナー。今回は、これまでのテレビ会議で発言していなかった子供を中心に話すようにした。これで、お楽しみ交流はそろそろおしまいである。社会科の学習の中で、交流がうまくはたらくようにするには、何らかの手だてが必要である。

10月13日(土)
 休業土曜日。午前中は車の保険の書き換えのために富山トヨペットへ。感謝祭ということで、ジュースと中華まんが食べ放題。ファンカーゴのオイル交換をしてもらい、喜多方ラーメンをいただいて帰る。午後、学情研原稿執筆。なかなか進まないうちに居眠り。何とか今日中に仕上げなければ。

10月14日(日)
 前夜、いつの間にか寝てしまう。(疲れがたまっている?)朝3時に目覚めて、学情研原稿を仕上げる。できあがったのは6時過ぎ。推敲した後、堀田先生のもとに一旦送付して一眠り。目が覚めれば10時。堀田先生からの返信があり、微修正をして原稿送付。出せてよかった。
 午後から学校へ行ってたまっていた学級事務を少し整理。明日の小教研授業の準備。帰宅して、指導案作成。でも完成せず、F1日本グランプリを子守歌にまたしても居眠り。3時に目覚めて、指導案を書き上げる。こんなにギリギリになってしまって関係者のみなさんすみません。

10月15日(月)
 午後、富山市小教研社会科4年生部会授業。単元は「わたしたちの富山県−富山のじまんを見つけよう−」。本時に至るまで「富山県データブック」を作成してきた子供たちに、富山のじまんって何だろうと投げかけることによって、今後の学習課題を見つける時間であった。子供たちが、資料を読みこなし、自信をもって話していることや、さまざまな視点から考えを出せる点など、物の見方・考え方が育っていると部員のみなさんからは褒めていただいた。子供たちがよく頑張ってくれたと思う。部会後、柳町小の加藤さんと今後の展開を確認。授業も部会もいい方向に流れてきている。
 「竹中教授のみんなの経済学」竹中平蔵(幻冬舎)。現経済財政担当大臣が大臣になる前に書いた本。現政府の構造改革が何を目的にどうしようとしているかが、大方わかる。過去の成功体験を捨てて構造を改革する瀬戸際に来ているということや、痛みを伴うというのがどういう意味か、今の政策とつなぎながら読むと、よく理解できる。それを信じる信じないはそれぞれ。しかし、信じたくないことは信じないというのが許されない時代に入ってきているのは確かだと思う。

10月16日(火)

 Web学級日誌の運用をはじめている。今日で、3日目。
 昨日届いたDELLのパソコンを教室に設置。ネットワークの設定等を行う。Webは見えるのだが、校内LANにうまく入ることができず、IE6のインストールに失敗。前から教室にあったNECの98デスクトップは廊下へ。富士通のノート3台とあわせると4台に。各教室に1台ずつあるので、学年4学級に8台のマシン。富山大学から借りているプロジェクターもあり、2005年からの環境に匹敵する状況になってきた。

10月17日(水)
 Web学級日誌の宝箱に接続してみる。パスワードの設定がうまくいっていないようで、教師用ではいると見ることができた。しかし、3組マシンでは、奥までうまく見ることができない。IE6のインストール失敗が影響か。
 「自己チュウにはわけがある」齊藤勇(文春新書)。自己中心的と呼ばれる心理は、どういう原因で起きるかということを、具体的な事例と実証実験で解き明かす1冊。セルフモニタリングの項には、自分のメタ認知度を測る方法なども書かれている。心理学の入門書としては結構いい。自己チュウに対する対応が書いてあるわけではない(残念ながら)

10月18日(木)
 IE6をインストールCDにて、無事インストール。3組マシンでも宝箱にはいることは可能になったl。1,2組も設定完了。16:00北日本新聞社にて、「わたしのとやま」に載せる昔の富山の写真の、著作権利用、プリントの依頼。

10月19日(金)
 16:45、プリンタの設定のためIUKの篠島さん、新井さん来校。CanonF-6600をプリントサーバにてネットワークに接続しようとするが、1時間格闘してもうまくいかず。先日ルータが更新されたが、それからネットワークが不調になっている学校が結構あるらしい。今回のルータは、設定もコマンド直打ちで大変面倒である。どうしてこの機種が選ばれたのかは知らないが、もう少し現場の技術力にあったものを入れて欲しいものである。
 18:40、山田小澤橋さんと落ち合い、スイートポテトをいただく。山田小の4年生から笹原級の子供へのプレゼント。だんだん交流が深まる。笹原級でもまとめとして、Webページを作り、山田小と交流しながら学習を進めたいという声があがっている。いい展開だ。

10月20日(土)
 朝活動の時間に、山田小からのプレゼントをいただく。全員大喜び。お返しに「蜷川焼き」を送ろうという話がとびだす。
 13:00、柳町小を訪問。加藤さんに頼まれて、ホームページの作り方と転送の仕方をレクチャー。サイトの構築、フォルダの整理法、リンクの貼り方など、ホームページ運営者の基礎的知識について話し合う。さまざまなマシンとOSが混在している環境で、ファイルを一つに集める効率的な方法や、メインマシンに保存したWebデータを見る方法など、話しているうちにあっという間に時間が経つ。
 夕方、附属の松浦さんからTEL。26日にNHKの堀川さんと会う件について確認。かなり戸惑っていた。

10月21日(日)
 9:30〜、堀川小ふるさとづくりフェスティバル&バザー。崇生は合唱でステージへ。
 午後は、「わたしのとやま」取材。月岡の農業センター周辺、西の番の田近農園、正源寺、古洞の森などをめぐる。半日たっぷりつぶれてしまった。田近さんのところは、かつての教え子の家。久々に典子の消息を聞いた。

10月22日(月)
 放課後、大学の大会事務局に陣中見舞い。相当のてんてこ舞い状態だった。この日は、論文集に訂正のシール貼りをしていたとか。学生諸君は大変だがあと一息がんばって欲しい。

10月23日(火)
 社会「富山のじまんを調べよう」で調べ学習に取り組みはじめている。来週火曜日に中間発表会があるが、それまでにどれだけまとめられるだろう。

10月24日(水)
 18:30.公開校スタッフミーティング。高橋くんの説明は、複雑なことをわかりやすく伝えてくれる。今回の学会は、彼が本気になって初めて全体がうまく動き始めたようだ。やはり山西先生一人の指示では限界がある。

10月25日(木)

 9:00、山形県南陽市立小滝小学校の松田さんが来校。学校の概況説明、校内巡視の後、3,4限に笹原級を参観。社会では自分の考える「富山のじまん」の証拠を見つける学習を、算数では、プロジェクターを使って、四角形の特徴を調べる学習を展開。16:00〜17:00、蜷川校の情報教育について懇談。といっても、わたしが取り組むプロジェクトについて話す時間が多かった。一人で勝手に話してすみません。
 17:20〜18:20、要請訪問の指導案検討。学習活動がもう少し具体的に見えるとよい。
 19:30。会乃風で松田さんと一献。市内には情報教育な人がうろうろ。21:00ほりたんと合流。駅前「ロッジ」で、小川さん、仲村さん、村松さん、山脇さん、市川さん(浜松市教委指導課)渡辺さん、中林くんが加わる。みんなでひげラーメン。

10月26日(金)
 全日本教育工学研究協議会全国大会、富山大会がいよいよ始まる。東部小公開研に参加。永野先生、平松先生@岡山、石原先生@瀬田小など、力のある人々が続々集結。注目度の高さが分かる。授業は6年生と4年生を中心に参観。6年生。國香さんはほとんど話さず、すぐに活動に入るのがにくい。子供たちは一人一人が自分の課題を持ち、ゲストティーチャーと積極的に関わる。鍛えられる途上で話し方にかたさはあるものの、しっかり自分の意見として語っているのが印象的であった。最後に
 午後は、全体会。山西先生は、全ての運営をまわす忙しい中で、あんな風にコーディネートを考えられるのはすごい。16:30、NHK箕輪さん、横山さん、宇治橋さん、大阪市立大の木原先生、松浦さん@附属小と来年度の総合的な学習の番組企画への参加についての話し合い。三宅先生@平福小(岡山)もメンバーになるのだとか、厳しい企画になりそう。
 18:00。富山第一ホテルで懇親会。300人規模の飲み会はすごい。食べ物があっという間になくなるし、人は入り乱れて語り合っている。とても盛況で山西先生もご満悦。皆川さんを始めとして、これまで名前だけの知り合いだったたくさんの方と顔を会わせる。ブリックハウスで、懇親会の後集まる。北は北海道から、南は奄美大島まで、最初は20人ぐらいだったのに終わってみれば40人の人が集っていた(^^;)。ほりたん、小川さん@浜松、中川さん@徳島らと西町屋台村で、高橋くん、佐藤くんを慰労。

10月27日(土)
 全国大会2日目。午前は、情報教育1-3セッションの会場係。座長は永野先生。セッションの内容は、上月情報教育財団教育賞の成果発表。情報教育の目標や、教科との融合の意味を正しく認識して研究し普及を図るよう、永野先生が苦言を呈する場面も。「正しい情報教育の目標の理解で」と強調されたのが印象的。
 昼休憩時に、企業展示コーナーで、バディの大笹さん、狩野さんと会う。
 午後は自分の発表。越野さん@島根、名村さん@兵庫をはじめたくさんの人が見守る中での発表は大変緊張した。会場には、木原先生、鈴木敏恵先生の姿も。木原先生は、今後の仕事のために、笹原がどんな話をする人間かを確かめにいらしたのか?この後すぐ、NHKとの会議の日取りが決まったので、失格にはならなかったようだ。
 そんなこんなで、富山大会はあっという間に終了。参加者も多く、内容も大変充実した会で、大変よい大会になったと思う。今日まで準備を行ってきた山西実行委員長、高橋くん、佐藤くん、そして何よりも身を粉にして働いた学生のみなさん、ほんとにおつかれさま。
 18:30〜。papa@情報教育秋のセミナー懇親会。70人の人が集まり、すごいテンションで盛り上がる。FATHeRSの最大の財産は、この「人のネットワーク」である。ドン山西も登場するが、大会が成功に終わって、とてもうれしそう。知らぬ間に自分が「有名な人」になっているらしいのが判明。おそろしいことだ。2次会は天狗。その後、黒上先生、石原先生、高橋くんと居酒屋へ。26:00にホテルに帰る。おそらく最初で最後の富山第一ホテル宿泊。

10月28日(日)
 9:00〜。papa@情報教育秋のセミナー。FATHeRSを通して、子供にどんな力がついたのか、先生はどう変わってきたのかという報告をたくさん聞く。FATHeRSが日々の実践に生きてはたらく様子を聞いて、1年半前から企画に関わってきた者としては、こころが温かい気持ちでいっぱい。それにしても、日本中の実践者がこうして富山の地に集まっているのは、信じ難くもものすごい。國香さんの「東部小のカリキュラム開発と評価」についての話は、公開研ではなかなか聞けない話だっただけに、聞き得なお話だった。金井さん@熊本さんが、ポートフォリオ評価の考え方や留意点について、具体的な事例について話す。「子供が評価することは、教師にとっても自分の実践を評価するものになる。」「活動が充実すれば子供は自然に書く。」「振り返るよさがないとさせられる評価になる。」という話が印象的。させられる評価から、自分でする評価へシフトすることは、これからの教育観では必要な概念だと思う。そのために教師は子供にどうはたらきかけるかが問題である。石原先生@瀬田小のオウンリスクは相変わらず拡大中。「ステルス型の学習環境(だっけ)」に納得。
 午後は、山西先生、黒上先生、堀田先生とのシンポジウム。どうやったら情報教育に取り組む者はリッチになれるかについての話題があったが、ちゃんと実現して欲しい(^^;)。
 そんなこんなで、秋のセミナーも大成功。全員で記念写真を撮りおひらきとなった。全く夢のような4日間であった。

10月29日(月)
 明日の校内研授業に備えて、テレビ電話の接続実験。今回は教室にテレビ電話を持ち込み、いつもと同じ環境での話し合いを行いつつ、山田小、柳町小をも巻き込んでの授業を行う。テレビ会議を通して教室を拡大した話し合いの場の設定が有効に働くことを検証したい。17:10〜17:30は柳町小ー蜷川小。17:35〜18:00まで山田小ー蜷川で、接続確認と明日の授業の流れについて確認した。

10月30日(火)
 2限目は校内授業公開研。9:25〜10:15、山田小、柳町小、蜷川小の3校をテレビ会議で結んで、社会科の授業を行う。教室にテレビ会議を持ち込んで授業。柳町さんは、こちらからの音声と映像は届いていたものの、発信することができず、聞くだけの参加となったのが残念。授業の課題は「自分の見つけた『富山のじまん』を発表しよう」。これまで自分が調べてきた富山のじまんについて、なぜ自慢だと思うのか、それがホントに自慢と言えるか、根拠を明らかにしながら出し合う時間。市小教研で最初に構想していた授業だった。授業の最後に、子供に感想を聞いたところ、「富山のじまんと言っても、人によって、 ずいぶんいろいろな考えがあることがわかった」「同じことを調べていても、 人によって自慢の理由が違うことが分かった」という意見がありました。学習のねらいが子供たちにストレートに響いたようでした。教務の大野先生からは、「5年前(このときも小教研授業をした)と比べるとずいぶん成長した。」と言っていただいた。面と向かって授業を誉められたのは初めてだったので、ちょっと感動。

10月31日(水)
 「わたしのとやま」原稿締切。家ではできないので、大学に行ってみたが、結局他の仕事をこなしているうちに11時に。家に帰ると眠ってしまう。翌日早く起きる羽目に。